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 安藤庵カウンセリングルームでは、いくつかの心理療法を行っています 通常のカウンセリングの中で、必要に応じて
 いらした方に合った心理療法を選んで行います
 ここでは心理療法について簡単に説明いたします 
 
  
 
 
 ☆ 来談者中心療法 ☆ 
 アメリカの心理学者、カール・ロジャースが提唱したカウンセリング法のひとつです 「 人は誰でも自らの内部に自己を成長させ、実現させる力を持っている 」
 という考えをもとに
 人間の持つ、自己解決能力を全面的に信頼し
 サポートしていくことを基本姿勢としています
 
 カウンセラーはクライアントに対して、無条件の肯定的理解と受容的態度で臨み クライアントの訴えに共感的理解を示す そして何よりカウンセラーは自己に忠実である ( 自己一致している ) ことが カウンセリングを行ううえで、大切な条件であるとされています 
 現在 「 カウンセリング 」 と呼ばれるものは、この療法を指すことが多く 安藤庵カウンセリングルームでも、この来談者中心療法をベースにお話を伺っています 
 
 
 
 
 ☆ 認知療法 ☆ 
 ものの見方、考え方は人それぞれです それは 「 認知 」 の仕方の違いです 同じ出来事でも、それをどう受け止め、どう感じるかで、悩み方も大きく違ってきます そして、その認知の仕方には
 人それぞれ長年の環境の中で身に付いた癖 ( 偏り ) があり
 偏った認知の仕方によって生じる、悩みや苦しみがたくさんあります 
 その 「 認知の歪み 」 には大きく10項目あるとされています たとえば 完璧主義の人に多い 「 全か無か思考 」  規律にとらわれやすい 「 ねばならない思考 」  自分に自信が持てない 「 マイナス思考 」 など・・・ 
 自分の認知の癖に気付くことで、そこに焦点を当て、より現実的で建設的な思考に 歪みを調整していくトレーニングを行うのが、認知療法です 
 認知の仕方が変わることで、ストレスに対する対処法が身に付き 新たな理想の自分に近づくことができます 
 
   
 
 ☆ マインドフルネス認知療法 ☆ 
 アメリカの精神科医、ジョン・カッパドジンが提唱した考えをもとに、 1980年代にウイリアムズとティーズテールが構築した新しい心理療法で 東洋の仏教における瞑想実践と、西洋の認知療法を結びつけた
 新たなアプローチ法です
 
 思考を変容したり、別の思考に置き換えたり
 何かを 「 修正 」 しようとするのではなく
 それを受容し、思考を思考として観察することが、マインドフルネス・アプローチであり ネガティブな感情に支配されているときにこそ
 その感情を歓迎し、あるがままにしておくことで
 その思考と感情のサイクルの影響を受けたからだの部分に 「 親和的に気付くこと 」 によって こうしたネガティブな思考に対処できるようになるというものです 
 元々は、とくにうつ病に悩む人を助けるために開発されたプログラムだったのですが マインドフルネスを体験できる領域は 感覚 ・ 知覚 ・ 衝動 ・ 感情 ・ 思考 ・ 発話 ・ 関係性
 など多岐にわたるため
 うつ病の理解と治療だけにとどまらず、情緒的な問題に苦しむ人を援助するのに 大きな可能性を秘めているといわれています 
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 ☆ 交流分析 ☆ 
 アメリカの精神科医である、エリック・バーンが創案した心理療法で 自分の性格上の問題点を、自己分析によって気付き 他者との人間関係を、自分でうまくコントロールできるように学習していく方法です 
 人間の心の中には P ( 両親の心 ) ・ A ( 大人の心 ) ・ C ( 子どもの心 ) の、3つの自分が住んでおり
 この3つのバランスが崩れたときに不適応な状態がおこるとされています
 
 過去と他人は変えられない  他人を変えるよりは、自分を変えるほうが、はるかに生産的である という理念は、わたしのカウンセリングの基本姿勢となっています 
 
  
 
 
 ☆ アサーショントレーニング ☆ 
 アサーションとは 「 自分も相手も大切にした自己表現 」 を意味します なにか相手に伝えたいことがある場合、  「 自分の考え、欲求、気持ちなどを率直に、正直に
 その場の状況にあった適切な方法で述べること 」
 を目標とした、自己表現のトレーニングです 
 自己表現には以下の3つの種類があります
 1.自分は大切にするが、相手を大切にしない攻撃的 (アグレッシブ)な自己表現
 
 2.相手は大切にするが、自分は大切にしない、非主張的 (ノン・アサーティブ) な自己表現
 
 3.自分も相手も大切にしたアサーティブな自己表現
 
 攻撃的、または非主張的自己表現を、アサーティブに変えていくのが目標です 言いたいこと ( 特に言い難いこと ) を
 いかに上手に伝えることができるかをトレーニングしていきます
 そこには葛藤が起こることも覚悟し、葛藤を引き受けていこうとするのが
 アサーションの特徴でもあります
 
 
  
 
 
 ☆ 自立訓練法 ☆ 
 ドイツの精神科医、シュルツによって公にされた治療法で、 意識の集中、自己暗示の練習によって、全身の緊張を解き、こころとからだのひずみを 自分で調整できるように考案された、系統的な心身の訓練法です 
 「 気持ちがとても落ち着いている・・・」 「 両腕・両脚がとても重たい・・・」 「 両腕・両脚がとても重くて温かい・・・」 などの一連の公式を用いて、心身ともにリラックスした状態にすることで 自然治癒力を高める効果が期待できます 
 方法をマスターすれば、ご自宅で訓練することができます 
 
 
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